#05 サークル蛍光灯の安定器をインバーターへ交換

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2011年3月、ダイニングのサークル蛍光灯(4組)を半分インバーター式へ改造した。
過去の経験で効率的・精神的に良い事が得られたから、これが2度目。

難易度など
・ハンダ付けが出来れば容易。
・インバーターの取付方法を臨機応変に対応する事くらいは必要。(軽量だからグルーガンだけでも良い)

まあ、この程度の改造は今となっては良く見かける記事。


◆検討
サークル蛍光灯は4組の「30型(28w)蛍光灯+安定器」+「ナツメ球」の構成。
このうち、日々利用する2組だけ安定器をインバーターへ交換する事にした。

スイッチ操作
①蛍光灯4組点灯
 ↓
②蛍光灯2組点灯 ・・・この2箇所
 ↓
③ナツメ球のみ点灯
 ↓
④消灯

安定器がFL30なのでインバーターはちゃんと30W(28W対応)の規格品を探した。
 # 例えば、電球型蛍光灯を分解し中の回路を流用する冒険は低コストであってもやらない。
 # 微妙にワット数が合わないと蛍光灯を痛める可能性があるから。
で、「30Wインバーター TIA-1030PB」を2個調達。
秋葉原ミツワ電気へ直接足を運び1個2730円で購入。取付手引書のコピーを添付してくれた。(他店の通販で約2000円+送料ってのもある)

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<インバーターへの交換のきっかけ>
とにかくabcの症状を何とかしたかった。
安定器のよろしくない点
a.音を発する ・・・真上の2F自室からも「ブーン」と不快なノイズが聞こえていた
b.電源周波数の周期で”ちらちら”する
c.時々明るさが不安定。10年以上経過しているせいか?
d.重い

インバーターの利点(以前自室のシーリング・ライトの改造で経験している)
e.点灯が早い
f.音がしない
g.点滅を感じない、点滅の”滅”が減る事で明るさが増す!(エコ!)
h.蛍光灯が長持ちする(エコ!) ※毎晩点灯 2011年3月~2014年7月現在 交換していない!
i.軽い

ちなみに、インバーターの欠点は「ちょっと高価」な事かな。

部品交換の意義としては、可能な限り物を生かしたいと言う事。
丸ごと買い直すのは廃棄物が発生し逆にエコではないし薄情というもの。


◆いざ改造!
=まず、本体を取り外す=
蛍光灯本体は10数年を経て初めて取り外すのだが構造が分からない。
おそらく「化粧カバーを外し」「本体の釣り下げ機構を外す」なのだがネジを外して化粧カバーを外そうと力を入れても微動だにしない。
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しばし格闘後、長年天井に密着していたカバーが外れた。
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2組点灯する箇所の蛍光灯+安定器を確認。
蛍光灯は30型28Wの仕様。安定器はFL30Sというもの。
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=配線の確認=
インバーター式への変更は「電源→インバーター→蛍光灯」というラインで良い。
電源ラインの先をカットし除去する。(ソケットはまた利用する)
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=インバーターの準備=
余計なことかも知れないが、インバーターは電源スイッチを着けた。
保護回路は含まれているかも知れないが無い前提を考えて。
もし保護回路が無いと、蛍光灯を取り付けずインバーターへ電源を流すと壊れるらしい。

電源スイッチを取り付けるため、一旦回路を取り出しての作業。
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結線方法の図(取付手引書の拡大)
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→ 配線は青の組と黄色の組、逆でも良い

図と実際のソケットと照合してみると、インバーターの出力ライン(青、黄)の接続が判明する。
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=安定器からインバーターへの交換=
配線を切り(or 半田を溶かす)安定器&グロー球を除去すると、電源ラインだけが残る。
 # 必要なソケットは一旦横に置いとく
 # ナツメ球がある箇所は接続したままにしておく
「電源ライン→インバーター→ソケット」を接続(ハンダ付け)し直したものがコレ。
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黒い部分=ハンダ付けの継ぎ目は熱伸縮チューブを付けライターの火であぶって固定した。
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改造が終わり、再び天井へ取り付けた。
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2箇所だけインバーター式に生まれ変わった訳だが、点灯してみて気付いた。
「1か所の点灯で十分じゃん!」
なので、もう一方のインバーターの電源スイッチは切った。
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めでたしめでたし。


◆感想と捕捉 2014/7/17追記
この頁は感想を入れていなかった事に全く気が付かなかった。
今更だけれど思い出しながら捕捉と一緒に書き出そう。

こうして蛍光灯を躊躇(ちゅちょ)なく改造出来たのは、1981年頃の中学校時代に技術家庭の授業で原理を学んだから。 今どきの中学生は何を学んでいるのであろう? 電源スイッチを含め、
 「蛍光管」 「グローランプ」 「安定器」 「コンデンサー」
の5点で成り立つとても単純な電気製品なのだ。 この方式の蛍光灯については、キッチンライトなどが今だに販売されている事に驚く。
以前、別の蛍光灯をインバーターへ入れ替えた経緯を下記へ載せたが、このテの改造はとても懐かしい思い。

大事な捕捉
この記事を書いた2012年から2年経ち時代は急速にLED式にとって変わろうとしているが、安定器の方式のままでも有効な事がある。 グローランプの仕組みが少々問題で蛍光管を傷めるから、インバーターへ入れ替えなくてもグローランプは「電子点灯管」式に是非変えるべし!
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グローランプ1個100円未満に対し電子点灯式は1個400円程だけど、そんなのカンケーネーですぞ!
蛍光管の寿命が飛躍的に伸びるゆえ、その費用は相殺されるのだ。
それと電子点灯管自身がグローランプよりかなり長寿命。

諸悪のグローランプは動作”a”で予熱を与えるのだが、a→bへバチバチ切り替わる通電動作が不適切で蛍光管を痛めてしまっている。
蛍光管点灯の動作
a) グローランプ(点灯管)で放電の準備・・・蛍光管両端のフィラメントへ予熱を与える
 ↓
b) 安定器で放電電流を安定して流し、蛍光灯を点灯し続ける。

電子点灯式では、より低電圧かつ適切なスイッチ操作で蛍光管の消耗を抑えている。
この記事ではインバーターへ替え電子点灯管同等の機能が含まれたのだが、説明を省いてしまっていた。


◆活躍した道具たち

半田、半田ゴテ、コテ台(使用時は水を含ませる)・・・参考:はんだこてセット
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熱伸縮チューブ(配線を半田付けした箇所へ)
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グルーガン(ネジ止めの代わりに良く使う)・・・100均でも売っている
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ナイロン製の結束バンド(配線をまとめ、固定する)
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ドライバーセット、ニッパー
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テーパーリーマー TR-02 4~16mm用(ハンドリーマとも言う)
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道具達よ、ありがとう!


尚、当記事をもとに行う作業は自己責任として下さい。結果については責任を負いません。





◆参考に
何年か前(2007年だった)最初にインバーター化した蛍光灯はこんな感じ。通称「マッチ箱インバーター」と言う小さなもの。
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明るさがとても安定しており、ホントに精神的にもいいのだ。

2015/4/17追記
使ったインバーターはボズシ工房のコレ(旧型)。販促中の新型となるとコレになる。 
蛍光管によって選ぶならこのページで形状とワット数を指定すれば型番が分かる。
1個2500円もするが、それでも改造したのは「モノを捨てずにリニューアル」する精神に尽きる。

ちなみに両端の2本はNEC「旧型ホタルック」なのだが2015年現在でもまだ元気。インバーター化の前から取り付けているので9年ほど使っているだろうか? これがインバーター(電子点灯を含む)の威力。 ホタルックは蛍光管の内側に蓄光材が塗布されており、消灯直後の数十秒はうっすらと光を放ち部屋の様子が分かるスグレモノ。 店舗で見かけないので製造終了かと勝手に思い込んでいたのだが、どっこい!新しいタイプが販売されていた。 これは嬉しい!
→ NEC ホタルックα 昼白色FL20ENM-SHG-A昼光色FL20EDF-SHG-A
消灯後に「あ!ちょっと忘れ物!」でも残光で用が済んでしまうから、ON-OFFの回数が少しは減る=寿命が伸びる点も利点。 P社パ◯ックプレミアと同じ価格帯で買える。


2015/11/30 追記

2015年11月26日の朝に飛び込んできたニュースに溜息ついた。

「政府は、省エネ対策としてエネルギー消費の少ないLED照明の普及を促すため、エネルギー効率の悪い白熱灯に対する規制を強化する方針を示しました。」
「白熱灯と蛍光灯は2020年を目処に製造や輸入ができなくなる見通し。来年度(2016年度)にも省エネ法の政令を改める方針。」

ちょっと早いのだが、気が向いて前述の「NECホタルック」を10年ぶり位に幾つか購入した。
(今使っているものが10年経っても消耗しないものだから)
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これが数年後になくなってしまうのかー(泣)
どうよ、この闇夜の残光♪ 数十秒間は点灯せずとも忘れ物を取りにいけるぞ!
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他のタイプもまだ生産している様だ。 店舗では見かけないな、こんなスグレモノなのに。

検索:NEC ホタルックα 製品全般
検索:NEC ホタルックα 直管 20形
検索:NEC ホタルックα 30形
検索:NEC ホタルックα 40形
検索:NEC ホタルックα 30形+32形 パック品
検索:NEC ホタルックα 30形+40形 パック品
検索:NEC LifeE ホタルックスリム 86W
検索:NEC LifeE ホタルックスリム 144W
検索:NEC ホタルックスリムα 66W
検索:NEC LifeE ホタルックスリム 41形

ヨドバシもあるねぇ。店舗の方はハテ?
ヨドバシで検索:NEC ホタルックα


昨年からパナソニックは2015年度中に蛍光灯器具の生産を終えるそうだし、蛍光灯器具のパーツも今後購入しておこうかな。

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