#66 階段3箇所に手すりを取り付けたの巻!

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 階段3箇所に自力で手すりを取り付けた!長さは120cm130cm260cm。数日間ドリルドライバーのトリガーを引き続けた結果、右手人差し指が関節炎になり1ヶ月経つがまだ治らないなんて事になり整形外科に通院中(泣) は置いといて・・・
 費用は部品・材料のみで4万5千円ほど。これを本職に依頼したらいったい何万円かかっていたのだろう?と思うと良く解らないが寒気がする(笑) あ、通院の費用もかかってるな。

介護保険制度という手も!
 これから手すりの設置を検討する場合、もし同居のご家族が要介護の認定なら市町村の役所への申請で住宅改修に20万円までは費用が出る。でも要介護認定がまだで自立移動が困難な65歳以上のご家族がいるならば、役所の福祉課に駆け込んで「要介護認定」をオススメする。(そういえば2016年2月のニュースで厚生労働省が要介護1、2は介護保険適用外や負担増の見直しの検討をしているらしいし早めの行動が良いかも) 念のため、住宅改修は地域ごとにサービスが若干異なる部分があるかも知れないので役所へ確認すべし。

経緯について。
 実は今の建売住宅に移住した20年ほど前、工務店から「手すりは付けられませんよ」と言われていたらしい。それがずっと何のことやら?のまま、ついに高齢の親の要望で手すりが必要になり色々と調べた。そもそも建築基準法施行令(建築基準法の下位法令) 第二十五条には「高さ1mを超える階段には手摺(すり)を付けよ!」とあるのだが、うちは階段3箇所のうち1m以上ある1箇所には手すりが無い。当時の手抜き住宅だったのか?そして手すりが付けられない理由は何なのだろう?以下、柱を調べてわかったのだが、柱と間柱が45cm等間隔に無い上に間柱の幅が最低2cmだった。 これでは直接丸棒を支える壁受け金具は付かない。そう言う事なのか?ならばそれなりに手はあるだろう!と楽観的に検討を始めた。

余った未使用パーツをヤフーオークションに出品中!



◆手すりの設置方法、工事の決定

ホームセンターに通い部材を調べつつ手すりのイロハを探した。
例えばホームセンターDOITのハウツー頁が分かり易い。

それを踏まえて自宅の場合、例えば予定している120cm、130cmの場所なら柱が両端に最低2本あれば補強板を付け壁受金具の取り付けは問題ないだろう、柱の無い部分の石膏ボードにもアンカー多用すれば圧力をさらに分散できるだろうと考えた。 使う部材や取り付けについておおよそ検討した内容はこんな感じ。
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工事の判断!
さて、下地の取り付けに支障が無いか柱の存在確認のために下地センサーは絶対に必要。(この段階では正確性を求めるピンタイプ下地探しの出番はまだ早い) 自分は昔秋葉原で買った安物があったので出番と相成った。持ち家なので自力で工事もあろうかと趣味で道具集めしていたもの。
石膏ボード&ベニヤ板対応品だとこんな製品が手を出しやすい。
手すり設置場所の範囲をスライドさせ柱・間柱を探していく。
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結果、手すり設置予定の3箇所で下地センサーが必要数の柱を発見できたので着工GO!とした。
【柱・間柱の数両端はいずれも10cm幅以上らしい事は判った(正確には柱では無いかも)
手すり120cmの箇所・・・3本
手すり130cmの箇所・・・
手すり260cmの箇所・・・5

尚、この電気的な下地センサーでは”おおよその存在”が分かれば良いので壁の素材に合った最低限の仕様で良い。(と言うかこのタイプの下地センサーで正確な柱の境界を知ろうとすべきではない)
石膏ボード&ベニヤ板対応品なら1000円台前半だ。



◆設計と部材の購入(上図を参考に)

手すりの高さは例えば利用者の杖の高さと同じ考え方が基本だが、ウチの場合は設置場所に紐を張って利用者となる親に何度も階段を昇り降りして試してもらった。日を置いてしつこく確認した。すると高さ60~65cmの間である事が判ったのだが、これは腕を突っ張ることで支えるのが根拠らしい。大腿骨大転子に近い位置。肘で支える訳ではない。そうそう、階段の左右どちらに必要か?これも何度も確認し、各階段3箇所がそれぞれ180度で曲がる内側とした。降りる時に右側となる。
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補強板の高さを求める。「補強板の下~利用者に確認した丸棒の高さ」の範囲を差し引いた矢印の距離。距離はチェーンを垂らして測った。(100均で手に入る風呂の栓につなげるもの。メジャーだと垂直にならないので利用。)こうして壁には補強板の範囲に糸を貼った。
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ピンタイプ下地探しを購入。(参考:シンワ 下地探し どこ太 Smart 35mm マグネット付 78592) これで初めて柱の境界が正確に把握出来る。貼った紐の範囲内を刺しまくり柱の場所&幅の詳細をマスキングテープに書き入れた
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意外に横に通っている場所もあるので見逃さない。
自分の場合、すずらんテープ(ビニール紐)を貼りその上にもマスキングテープを貼って柱の位置を書き入れた。すずらんテープは後ほど補強板に移し柱の位置を書き入れるためのもの。(なので補強板の両端にあたる位置も書き入れておく
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以上、柱の位置・幅を記録しつつネジ・アンカー・壁受金具の数や位置などをレポート用紙に書き込んで決めた。恥ずかし~(笑) 両サイドの壁受金具はL型キャップと若干離さないとネジが干渉するので注意。
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【購入部材】
補強板
丸棒
木ネジ:※全ネジを選択!
アンカー
壁受金具
キャップ
 ABIRA L型キャップ NES-10G x6個・・・L型にしたのは袖を引っ掛けないため



◆手すり取り付け工事

補強板は各階段の傾斜に合わせてカットする角度をマーキング。(階段毎に角度が異なる)
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補強板をカット。さすがに硬かった!
柱のある部分と無い部分の各ネジ穴をマーキングして下穴を開ける。(穴は補強板上下の端からギリギリの10mmにした) 穴径は本番の木ねじ3.8mm径&4mm径マイナス1mm程度が基本らしいが自分は全て2.6mm径で開けた。さらに皿ネジ頭が板の面まで埋まるよう面取り用のフリードリル刃で削った。(美観に拘るならもっと深く掘るダボ穴について調べませう)
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柱のある部分は補強板に線を書き入れるのだが、先ほどの下地探し画像にある”すずらんテープ”を補強板に移して行った。


壁受金具の取り付け箇所はこんな感じでマーキング。補強板の下から5mmにした。(何故こんな下にしたのかは後述)
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壁側にも下穴を開ける。これは補強板を両端のみ下穴と同じ径のネジで留め一時的に固定して行う。
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一旦補強板を外し、アンカーを石膏ボードに柱のない箇所に埋め込む。(先ほどの下穴に)
ヤワな石膏ボードに取って代わる、木ねじを埋め込むより強力な土台となる。
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補強板の取り付け本番。一時的に両端を仮ネジ(下穴と同じ径)で固定し本番の木ねじを入れていく。柱の部分にはコーススレッド3.8mm径、アンカー部分には皿ネジ4mm径、の順に入れた。
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※全部同じ4mm径で揃えば良いのだがコーススレッド3.8mmがお買い得だっただけの話。


壁受金具を両端から取り付ける。まずネジ穴をマーキング、水平確認で調整のうえネジ留め。
最後に真ん中を取り付けるが、マーキングだけに頼らず丸棒を置き上下の位置を微調整した。
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※丸棒はすずらんテープでしばり仮固定して行った。


丸棒に下穴を開けて壁受金具にネジ留め、両端にL型キャップを取り付け
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以上、手すりの取り付け工事完了!

【画像】
120cm130cm260cm・・・ここは補強板継ぎ足し

補足:壁受金具の位置について
壁受金具を補強板のどの高さに取り付けるべきか少し悩んだ。丸棒を下から支えるタイプだから補強板の中間の高さに取る付けると丸棒が補強板より上に出て両端のL型キャップも補強板の上になる。L型キャップの先端と壁の間に大きな隙間が出来ちゃう。これが嫌だったので全体が補強板に収まるよう壁受金具は下に取り付けた。美観も強度も問題は無いだろうと。



◆感想など
ドリルドライバーの多用は結構な重労働なので手先は鍛えましょう!関節炎つらいです!(そこか!!)

難易度については、経験値は無いけれど道具とグーグル先生のお陰で困難では無かった。各寸法を決めていくのが面倒なだけ。今回は手すり3箇所が踊り場で接続しないので気が楽だったし、ちゃんと柱など強度を考慮して補強板を付ける要所を押さえれば問題なく誰でも可能な作業だと思った。体重70kgの自分がのしかかっても不安の無い仕上がり。しいて欲を言えば、階段用途なら丸棒は波型の起伏があるディンプル加工が握りやすくて良かったのだが4mのサイズは店舗には無かった。(店舗に無いとカットサービス利用できないし予算の都合もあるので断念) 今のところ親は何事も無い様子だが、滑って困る様なら何か巻きつける手もあろうかと。

 建築基準法施行令を若干かじったり介護保険制度の住宅改修をチェックしたり、自宅の壁の柱を確認したり、部材の価格調査や選択にも大分時間を掛けた。もし20年前ならこんな事出来ただろうか?今だから調査の条件が揃っている気がする。後でわかったことだけれど、ヤフオクでは中古の手すりセット(丸棒と壁受金具付きのもの)が安く出品されているので新品に拘らなければ大分節約になるかも。ただ長いものは発送ではなく現地での引き取りが条件だったりする。ココ詰めなかったな~。

 さて、カットして余った丸棒や補強板が余ってしまったので、いづれトイレや玄関上がり框(かまち)辺りにも使おうかと思案中。自宅に大量に木ねじやアンカーを入れまくるのは初めてだが、こうして経験してしまえば次はもっと迅速に対応出来そう。 Youtubeに施工例の動画があるけれど流石にプロは作業が早い!



◆活躍した道具たち

下地探し(参考:シンワ 下地探し どこ太 Smart 35mm マグネット付 78592
下地センサー(参考:シンワ測定 下地センサー Basic ベイシック 78575
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糸、すずらんテープ(ビニール紐)
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メジャー、チェーン(浴槽の栓用。高さ合わせに使った)、ペン、マスキングテープ
あ、補強板へのマーキングはシャープペンも使いました。
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のこぎり、カンナ(調整用に木槌)、棒ヤスリ
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電動ドリルドライバー、ドリル刃(下穴用2.6mm径だが要検討)、+ビット(2番かな)
参考:マキタ 充電式ドライバドリル 10.8V 本体付属バッテリー1個搭載モデル DF330DWSP
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フリードリル刃(参考:SK11 フリードリル FC-5)・・・バリ取り、面取り用途
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ドライバー(使ったのはプラス)
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