#11 音楽CDの傷の補修

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昔中古で買った音楽CDの読み取りエラーを修復した。
再生自体はエラー訂正(後述)のお陰で何事も無く聴けていたが、PCへの取り込みチェックではエラー訂正処理が盛大に発生していたため、気になっていた。
どこか原音が崩れていたら嫌でしょ?

(そのエラー訂正の様子は記録し忘れ!)


<製品調査その1>

良く一般的に見られる製品、研磨機に研磨剤を塗布してCDをセットするお任せタイプ。あれはどうなの?
キズ修復についてはナニが一番効果があるのだろう?
過去、3500円ほどの製品を買って効果が無くお蔵入りとなった経験があり、製品のうたい文句は信じなくなった。
コレ→スキップドク○ー・・・読み取りエラーの発生は無くならなかった。

製品の種類は大きく2種類
・研磨するタイプ(多い)・・・スキップド○ターはこちら
・傷の溝を埋め信号面を平たく補修するタイプ(比較的新しい方式)

いづれも、研磨剤や補修剤を研磨機に塗りCD信号面を擦りつけて修復するもの。
コメントは色々見たが効果は一定ではないしよくわからなかった。

んーーどうなんだ? 3000円とかかけなきゃ直らないのか?


<製品調査その2>

純粋に「研磨剤」に目を付けて見た。
CDはポリカーボネートと言う素材で作られており、プラスチックの一種である。
傷の補修は、プラスチック用研磨剤でそのまま磨けば何とかならないか?という方向を検討。
で、研磨剤の選定は東急ハ○ズの店員さんに聞いてみた。

「ありますよ。自分の手で磨いて傷を修復するには時間がかかりますが。」

そう言われて紹介されたのが、これ。
プラスチック用コンパウンド 100ml 参考:735円 ※旧価格
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それと、研磨剤を塗布するのにコレを選定した。
レンズクリーナー 105円(セリア・100均)
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合計 840円
これで補修がうまくいったら納得の金額だ。


<研磨作業>

レンズクリーナーへ研磨剤をたっぷり付けてCDの信号面をひたすら磨くだけ。
磨き方にはルールがあり、中心←→外周を往復する。
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磨きのコツ

①しっかり指に力を掛け、中心←→外周を往復するように磨く
  ↓
②3回ほど全体を磨いたら、一度ふき取り(ここは普通のティッシュで)目に見える傷の具合を確認する

これの繰り返し。

③最後は、研磨剤をふき取り、100均のメガネ・クリーナー液などを塗布、ピカピカにふき取って完了!


<読み取りチェックの様子>

PCで読み取りチェックをしてみた。
使ったソフトウェアは「Exact Audio Copy」。

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エラー訂正機能が働いていない事が判明。エラーは皆無となった。


<感想>

CD・DVD修復をうたう既製品は沢山あるが、研磨剤以外の機構に中途半端なコストを掛けるモノほど胡散臭いものだ。
がしかし、この通り研磨剤をちゃんと選択すれば1000円もしない!
若干大変な部分と言えば、この作業は器具が無いだけに技と勘が必要である。
・とても指の力がいる
・時間はかかる
・何度も、研磨→確認が必要

指で磨く方法だと盤面にかかる圧力が均一ではないため、
もし気になるならレンズ・クリーナーの布を消しゴムに包んだ状態で同様の作業をすれば良いだろう。これなら平坦に近い研磨が出来る。


<活躍した道具達>

前述のレンズクリーナー以外は、、、
CDを置く台は傷を付けない素材なら何でも良いが、手元に合ったコレを使った。

CDクリーナー(研磨ではなく汚れを取るもの)についていた台。
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道具に感謝!


<補足:音楽CDのエラー訂正について>

CDの読み取りエラーの訂正に関して簡単に解説してみる。

音楽CDには次の記録がなされている。
a.音の波形を信号にしたもの・・・CD読み取り順(時系列)に記録されている
b.クロスインターリーブ・リードソロモン符号・・・エラー訂正信号。aと異なる位置に分散・記録されている

CD再生では、常にその2種類の情報が読み取られ、正しい音声信号を得るための処理が行われている。
・「a.音の信号」が読み取られる
・先に読み取った「b.クロスインターリーブ・リードソロモン符号」を元に「a」が正しいか比較チェックされる
・「a」が正しければ、そのまま再生される
・ゴミや傷などの原因で「a」が正しく読み取られなかった場合、「b」を元に「a」が修復されて元の正しい音声として再生される。

bは誤り訂正符号と言われるもので、aと異なる記録場所にあるので同じ傷が元で欠損しにくい。
そして、どんなに安いCDプレーヤーでも必ずその訂正符号を使い元の波形を復元する機能は存在する。
(エラー訂正符号すら正しく読み取りできない巨大なゴミや傷があると音声は正しく再生されないが)
そこでもう一つの「補間処理」が入る。
・a、b両方とも読み取りエラーとなったら、前後の波形を元に補間する。

音は途切れないし、異常な波形にはならない。
以上が次の②の段階で行われている。

[CDプレーヤーの基本構成]
①CD読み取り部→②デジタル信号処理→③D/Aコンバータ→④アナログ出力


さて、もう一つ補足。
世界に通ずる当たり前のCD規格の一つを述べたが、下記の検索ワードでTOPあたりに表示されるWebShopが真っ向から否定し訳のわからない長文・乱文を展開しているのを目にする事が出来ます。
この検索ワード↓
・CDプレーヤーは、欠陥品!でした。デジタル信号の欠落は致命傷です。
・「エラー訂正」処理は、なされていません

ここは笑って無視するが正しい選択です。信じない様に!
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