#53 ご機嫌斜めの石油ファンヒーターをお手入れ

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2017/1/18 下に追記 タンクの蓋漏れの処置


平成17年(2005年)冬に購入した我が家の石油ファンヒーター CORONA FH-M255Y。 もう9年以上もお世話になっているのか! どうりで、最近とうとうエラーコード「E0(ゼロ)」を吐き一発で点火しなくなった。 メンテナンスしなきゃならんのだろうな、と、ここ何年か冬になると思ってはいたが、ヒーターの方がしびれを切らしてしまった様だ。

そこで、この様な処置をした。
・説明書にあるメンテナンスと、説明に無い吸気付近の清掃メンテナンス(一部分解)
・WEBで先人たちの体験談を参考に「E0」エラーの原因である点火部品の処置

前者はこの機会にせっかくなのでついでにメンテナンス。後者はメインである点火不良の処置。
点火部品の処置は先人たちの実績があるので2番煎じ3番煎じ4番5番・・・な感じの記事かも知れないが、書き出してみた。


【処置その1・概要】 ・・・基本編?

まず説明書に無い背面の吸気口を分解して溜まったホコリを取り除いた。(前述の通りついでの処置)
・大量のホコリが通気部分の空間を狭めていた。→通気の改善
・ファンの羽根に付着した大量のホコリで効率が落ちていた。→吸気(排気)効率の改善
とにかく尋常ではないホコリの量だった(笑)

次に、本体説明書に沿っての処置。
表示
 エラー「E0~E2」の項目
原因
 「点火ミスしたとき」 「異常燃焼したとき 」
処置方法
 a.日頃の点検・手入れ(P18参照)をしてください。
 b.良質の灯油を使用して下さい。
 c.送油経路の水抜き、オイルフィルタの清掃をしてください。
 d.エアーフィルターを掃除してください。

何となく「点火」改善の決め手に欠ける気がしてならない(笑) まあ、任せられる範囲なのだろう。
ただし、タンクの底まで灯油を抜くポンプが無いので「送油経路の水抜き」は除いた。 いずれやろう。

処置その1を行った結果、
・以前より温風の効率が上がり温度設定は低くても温まる様になった。
・ただし一発で点火しないのは変わらず。(運転ボタンを数回押すと点火するが)


【処置その2・概要】 ・・・自己責任編

ファンヒーター、エラーコード「E0」をググってみると先人たちがいくつも記事を書き出していた
点火のため高電圧を掛けて火花を飛ばす部品(金属の棒)があるのだが、黒い異物(すす、カーボン)で覆われてしまい火花を飛ばせない状態になるそうだ。 これには納得、確信!
その金属の棒を取り外して研磨した。

処置その2を行った結果、
・点火不良はおおよそ解決♪



以上、2つの顛末は次の通り!
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓



◆処置その1 ・・・清掃関連で風量効率の改善

処置その1では、点火不良(一発で点かない)は解消しないが温風の出力が落ちていた問題が解消できた。
設定温度は以前より5度下げての使用なのだから、驚くべき効果!

まず、説明書には無い「吸気口分解、内部の清掃」から。(メーカーは分解をお勧めするわけにはいかないからね)

必要な分解作業は、背面のネジ4本を外すだけ。
コンセントは抜いておこう。
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開けてびっくり! 綿アメのように固まったホコリが通気空間全体に付着していた。ファン内側にも! これじゃ風量は落ちているはずだ。 ティッシュでおおよそ拭き取り、狭い部分はマジックハンドの様な道具(100均「ピックアップツール」)で除去した。(綿棒でも良いかな)
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念のため掃除機のノズルを当てて、清掃完了!(画像ではモーターのネジ止めを外してあるが、ここでは必要無い。)
黒いフィルターも掃除機で清掃。
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もう一つ、灯油タンクの真下にあるオイルフィルターを外して清掃した。 ここも9年間でホコリの塊がカッツリ付着していたので、下記画像の通り綺麗な灯油を入れた器につけながらブラシで除去。
(ホコリが付着していた画像は撮影し忘れ)
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その清掃の説明。
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逆の手順で部品、ネジの取り付けを行い処置その1は終了。(以下の処置その2は別途行う)

やはり説明書通りでは点火不良の処置にはならなかった。
ただ、吸気口の分解・清掃で落ちていた温風の風量が上がり効率が改善されたため、使用時は以前より5度くらい低い温度設定で済んでいる。 これは大きな効率改善だ!





◆処置その2 ・・・点火部品などの処置で、一発点火!

ここでは燃焼室までの分解を行う。

ネジが多いからね、作業前に約15cm角のタッパを用意して分解中は展開図の様にネジを置いた。(ちょっとでも動かしたら混ざってしまいOUTなので、欲を言えば仕切りの多いケースを用意したいところ)
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事前にタンクを外しておこう。コンセントも抜いておく。
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分解は後ろのネジから。 ファン&モーター、ケーブル2箇所もこの様に外し、フィルターも外す。
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ファン&モーターは本体側に置いておく。
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全面ネジ3箇所を取り、カバーはこの様に外す。
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先に表示パネルの平たく白いケーブルを外すべきかな。(左右交互に微妙に引きながら)
ネジ4つを外し、表示パネルを外す。(ここのネジはパネルにそのまま付けて置いておくと後で分かりやすい)
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右側の回路が付いている鉄板のネジを外し、引っ掛け部分を上げ手前に外す。
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カバー後方に掛かっている2箇所を持ち上げ、手前に外す
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前面下の2箇所に掛かっているカバーを、手前→左右に広げて外す。
これでカバーがフリーになるので後ろに外そう。
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燃焼室を覆っているカバーを外す。 下のパイプだけで支えているので力を掛けない事!
左側面のネジ2つと右側面のネジ2つを外す。
(右側は回路が邪魔なので少し右へずらして空間を作る)
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こんな感じの状態。 
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さあ!燃焼室の作業だ!
2つのツメをゆっくり広げて上部のフタの様な部品を外す。
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上から覗くと2つの棒が見え、黒いものが付着している。 これが点火不良の原因の様だ。
こんな役割らしい。
A=点火用 ・・・こちらは下のコネクターを外すと取れる!
B=燃焼の状態を検知
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点火用の棒は棒ヤスリと紙ヤスリを駆使して研磨。 隠れている金属部分が現れるまで行った。
外せない方も、やはり棒ヤスリと紙ヤスリで研磨。 少々苦しいが手を入れて行う。
曲がってしまわない様に、あまり力を掛けずに丁寧にゆっくりと。
最後に掃除機のノズルを入れて研磨した粉を吸い取る。
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燃焼室の、この筒状の部品も、網の部分が若干黒い物質が付着していたため、ネジを外し軽く研磨した。
仕上げに髭剃り用の小さなハケで軽く清掃。
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最後に、せっかくなので可能な限り電気的な接点部分を外して清掃した。(外すのが困難だった小さめのコネクターはパス。無理すると半田が剥離してしまう可能性もあるので。)
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点火部分と電気的な接点のメンテナンス完了!
後は組み立てを逆に行うだけ。


◆メンテナンスの結果!

処置後の2週間ほどは、点火不具合は無くエラー「E0」は発生していない。
その点火の様子を録音してみた。(スマホで録音→WAV変換→イコライザー調整→MP3変換)
リレーの様な音の後に火花が飛び点火している様子が分かる。
点火時の音声・その1 カン、、、チチチチボッ!
点火時の音声・その2 カン、、、チチチチチチチチチチチボッ!
今はだいたいこんな感じでバラつきがある。 一定で無いのは完全復帰では無いのだろうが、「E0」は出ない。
処置前の録音は無いが、以前は点火のタイミングがもっと遅かった様な気がする。

何より、点火不良で始めたメンテだが、大量のホコリの除去でこれまでより効率良く温風が出る様になり、設定温度は以前より5度下げても部屋全体が温かいのだ。(以前25度、今20度) これは収穫!


◆感想など

と言うか、購入して9年なら本来この製品の寿命は超えているのだから、買い換えるべき時期なのだよ!
でも、せっかくメンテナンスしたし様子を見ますわ(笑)
先人の皆さま、有難う!

2015/2/20 追記
どなたかの記事で、背面の吸気口にフィルター(エアコン用か換気扇用だったか)を貼り付けてホコリの侵入を防いでる方がいたが、果たしてどうなのだろう? そういう負荷をかけると風量は落ちるし温度設定を上げる事にならないか? 気持ちは分かるが原則は何も加えずある時期掃除は必要だと思うな。


◆活躍した道具たち

紙ヤスリ(金属用#400)、細工ヤスリ・平、プラスドライバー・大
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適当なブラシ(歯ブラシ)、カップ(使ったのは1Lだが半分でも十分)
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使い捨て手袋(オイルフィルター清掃時に使用)
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2017/1/18 追記

タンクの蓋(口金)を交換した。

最近の事。
タンクへの給油後、ヒーター本体へ戻すには逆さにしてやらにゃーあかんのだが、なんと灯油が漏れ出した!!
あ、あ、ああああ、ああああああああ!

【状況】
ちゃんと蓋は閉じてあるのだが、タンクの蓋(口金)の穴を中から押さえる弁がちょっとズレて完全に閉じていなかった様だ。 消耗と判断。部品を探してみるとアッサリ見つかったので楽天市場の店舗へ注文!

コロナ部品:タンク口金108639 石油ストーブファンヒーター用
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交換の肝はこのEリングを脱着する作業。細心の注意を払って行うべし!
タンクの口はちゃんと塞いでおく事。(自分はラップで覆い輪ゴムを掛けた)
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ペンチで引っこ抜く
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新しい口金、軸、スプリング、Eリングを取り付ける。
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めでたしめでたし!
なんて事は無い作業だが送料込み1369円で済んで良かった。
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