#14 換気扇の修理 モーターをメンテナンスしてみた

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お風呂の換気扇、15年は経っているだろうか。
ここ数カ月、風呂に入る度に見上げるヤツの騒音が大きくなっていくのを感じつつ、
いつかはメンテか交換しなきゃーねぇ~、と眺めていた。
そして、とうとう使用不可能になった。工事をお願いすべきかと諦めかけたが・・・
モーターの軸をちょっとメンテナンス、グリスを注入するだけで処置できてしまった。
やってみれば、意外に簡単なメンテナンスで攻略できた。
では、経緯を・・・

記事の中に、
2015/5/22 記事追加「ファンの外し方画像」

後日談を後述に、
2013/9/12 記事追加「ベアリング交換」・・・グリス塗布の場合もこの外し方をまず参考に!


◆ヤツの名は、SEIDENKO「DF-10PS」

ある夜ひときわ大きな悲鳴を上げた次の朝、とうとうヤツはスイッチ・オンで回転しなくなっていた。
試してみると、数回に一度は回る模様。どうしたもんかのう~。
換気扇の知識は無いし、手が届かない場所。
おっくうで手を出さなかったけれど、重い腰を上げて天井のヤツをご開帳させていただいた。

本体を取り出すと側面のラベルはこの様な表記がある
・ダクト用換気扇 SEIDENKO DF-10PS
・50/60hz
・19/17w

この会社、今は無いそうだ。イーワテック(IWATEC)「ID-101PS」が後継品らしい。

2015/12/18 記事追加
もし交換するのなら互換品では無い場合、ダクト含めて「Panasonic FY-17C7」に交換した記事を書かれている、こちらのブログがとても参考になります。
ユニットバスの天井埋め込み換気扇を交換した (blog:無指向な嗜好)



◆分解の巻

~はい、ここから終了まで電源を切ってスイッチに「点検中」の張り紙!~
(注)感電死したくなければブレーカーは切りませう

2箇所のバネで固定されている。1箇所づつ片手でグッとつかんで引き出すと外れる。
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プラスネジ4本をドライバーで外す
※体験談は本体丸ごと外しているが、2個下の、ピン外し~モーター外しの手順からで良い
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ここが少々面倒かも。下に外す過程でダクトも外す必要がある。
内側側面の2つのツメを押し込みながら、本体を下に下げるとダクトが天井に引っかかりながらスライドして外れる。
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画像にある、2つのピンを下向きに引く。(途中までで良い)
すると、内側のフタが外れる。
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(追加)
やはりピン抜きは必要でした。プラスチック樹脂のピンに負担が掛かり変形して2度目は外し難くなります。
→ 下の工具説明に画像を追加!

さらに、奥のプラスネジ3本をドライバーで外す
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ハイ!心臓部のモーターご登場。
単相交流モーター「くま取りモーター」と言われる種類。
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2015/5/22 記事追加
ファンを外すのに苦労されている方は多いのかも。ココは私なりの外し方を解説をば!
まず、軸の先の方で引っかかっている状態なので、そこへ何らかの潤滑油(100均の自転車の油なり、556なり)を流し込んで摩擦を軽減しておく。 あとは画像の様に両手をモーターの軸に向かって差し込み、指先でファンを手前に押し出します。(テコの原理で、指の第二関節を支点に)
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この方法が、もっとも力を掛けやすく、ファンを壊さない方法かなと思っている。



◆原因判明、そしてモーターのメンテナンス

***** 注意 *****
以降、画像はモーターの電源ケーブルを切断したうえで作業進めているが、切断せずに作業を行う事は可能である。その様に置き換えて欲しい。

さて、このモーターの軸を手で回してみると、カタい状態だった。
あの悲鳴は負荷によるものであった。
原因は、2つあるベアリングのうち片方が飛び出し、圧力により大きな摩擦が生じていたためだった。
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さらにご開帳!
簡単でしょww 機械部分だけメンテしてやれば処置できそう。
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ベアリングは汎用品。
内径=6mm弱、外径=19mmなら「ミニチュアベアリング 626ZZ」がAmazonでも調達できる。便利な世の中だねぇ~。
がしかし、まずはメンテナンスで処置する方向で攻めよう!
・ベアリングの位置を直す
・グリスを注入
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平行移動で押し込みたいので、なんでも良いからベアリングより大きなモノを置き、その上からカナヅチで軽く叩いていく。
つか、先に接着剤を塗布するのなら後述「ベアリング交換」記事を参考にベアリングを外してから行おう。
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樹脂と同じ面まで引っ込んだら、接着剤を周囲の継ぎ目に塗布しよう。
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ベアリング(2個)の内側と外側の隙間に、グリスを注入する。(ちょっと回転させて注入、を何回か)
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元通りに組み立てて手で回転させる。スムーズである事を確認。
いいんじゃね、これで!!
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後は、換気扇を元通り組み立てる。(画像は割愛)
一つ、換気扇をダクトと繋ぎ直す工程が分かり難いので、画像で解説!
この通り、換気扇本体を、ダクトの下からスライドさせながらハメ込む要領。
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◆完了!

ヤツの悲鳴がおさまり、ほぼ風切り音だけの様子だ! いいぞ!
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◆感想

心臓部が、単相交流「くま取りモーター」だけだったし、メンテで攻略できた事、ベアリングが汎用品で今後は交換も含めて処置できる事が分かって収穫だった。
道具もグリースも持っていたから費用はかからなかった。
お金をかけない自分のポリシーに合う処置ができてトテモ満足。

数日間様子を見ているが、とても快調に回っておるぞ!
このモーターは安い100v扇風機に良く使われているモノだけれど、電気的にはあまり効率は良くないらしい。
パナソニックFY-17C7 なんかは同じ風量でも消費電力は半分以下の7.5wなので、ダクトなど取り付けに自信がある方にはオヌヌメ。


◆活躍した道具たち・・・モーターのケーブルは切断しない想定

プラスドライバー(換気扇のご開帳と、モーターの分解)
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カナヅチ、ペンチ (ベアリングを引っ込める作業)
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グリス (ホームセンターで300円程度?!)→同種のものが100均で小さな容量で売ってます!
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ピン抜き(ダイソー)

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道具たちよ、ありがとう!



◆ベアリング交換 ・・・2013/9/12 記事追加

あれから9ヶ月目、騒音が少し大きくなった。
再び分解しモーターの様子を確認。
・ベアリングは正しい位置に固定されている。モーターに負荷は掛かっていない。
・モーターを手で回すと、ファン側のベアリングがゴロゴロ音がする。

グリス塗布では解決しない状況だろうか?
ミニチュアベアリング 626ZZ(2個セット)の消耗は想定していたし購入済だった。(ハンズで252円/個)
ならば、ここらで両方交換してしまおう!
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◆取り外し、取り付け

~はい、ここから終了まで電源を切ってスイッチに「点検中」の張り紙!~

今回はモーターを引き出す最小限の分解のみ(前回の経験があるからこそ)
ビス&ワッシャー類を落とさないよう注意してベアリング周辺を外した。
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ベアリングはプラスチック樹脂に圧入されている。
外し方は、こんな方法でやってみた。
持っているプラスドライバーに6mm径のものがあり(アネックス ドライバーセット No.6900)、ベアリングの内径より微妙に大きいので引っ掛かる。
押し出す準備は出来た。
あとは、プラスチック樹脂をベアリングより大きな穴の台にこんな感じで押し当て、木槌(きづち)でかるく押し出した。
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この「穴の台」というのがミソ!プラスチック樹脂を壊さない様に、かかる力を分散する。
ドライバーセットを収納するケースの形がたまたま合っていた。
→ 無ければ、ペットボトルのフタはどうだろ?!少々不安定だけれど。

新しいベアリングの取り付け!
ベアリングの外周面と、接着したいプラスチック樹脂の面に接着剤を塗布。
平たいものをベアリングに当て、その上からハンマーで叩いて平行移動で押しこむ。
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以上、交換完了!


スイッチを入れると純粋な風切り音だけだ。
以前の処置ではまだノイズが若干残っていたけど。

最初からコレやれば良かったか??
いや、当時は当時でグリスアップの処置で精一杯だった。
ベアリングを安全に外す作業が思いつかなかったから。
作業に問題があるなら、焦らず慌てず段階的に処置をしていけば良いのだ。

終了~~~♪


◆お世話になった道具~その2~

ベアリング外しで台代わりに使ったドライバーセットとケース(アネックス ドライバーセット No.6900
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木槌(ベアリング外しで使用)
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